TBS不動産販売|空き家買取コラム 第14弾

空き家は解体してから売るべき?
解体費用と現状買取を比較

「古い家は解体しないと売れない?」 「解体に何百万円もかけて大丈夫?」 「家を壊すと固定資産税が上がる?」

そんな疑問をお持ちの方へ。 空き家は解体した方が売りやすい場合もありますが、 解体前に買取査定を受けた方が 有利になることもあります。

大阪・関西の空き家売却を検討している方に、 解体費用、税金、再建築不可、 古家付きのまま売る方法を解説します。

空き家の売却を考えたとき、 「古い家を壊して更地にした方が 高く売れるのでは?」と考える方も 少なくありません。

しかし、解体費用を負担した結果、 売却後の手取り額が 少なくなる可能性もあります。

重要なのは、解体後の売却価格だけでなく、 解体費用、税金、売却期間、土地の条件まで 含めて比較することです。

空き家は解体してから売るべきですか?

結論:解体工事を始める前に、 古家付きのまま売却する場合と 更地で売却する場合を比較しましょう。

空き家は必ず解体しなければ 売却できないわけではありません。

建物が古くても、 リフォームして利用したい買主や、 現状のまま購入を検討する 不動産会社が見つかる場合があります。

一方、建物の傷みが激しく、 新築用地としての需要が高い場合には、 更地にすることで買主が 検討しやすくなる可能性があります。

ただし、解体後の売却価格が上がっても、 それ以上に工事費がかかれば 手取り額は減少します。

そのため、解体を決める前に 現状での買取査定を受け、 土地としての売却条件と比較するのが重要です。

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空き家を解体して売るメリットは何ですか?

1土地の状態を確認しやすい

建物がないことで、 敷地の形や土地の使い方を 購入希望者がイメージしやすくなります。

2新築用地として検討しやすい

再建築が可能な土地であれば、 新築住宅を計画している購入希望者の 検討対象となる可能性があります。

3建物の維持管理負担を減らせる

老朽化した建物の雨漏りや 屋根・外壁の劣化などに対応する 負担を軽減できる場合があります。

4買主の解体手続きを省ける

買主が建物を利用しない予定なら、 解体済みの土地を 希望する場合があります。

ただし、これらのメリットがあっても、 高値売却につながるとは限りません。

空き家を解体して売るデメリットは?

解体費用を先に負担する

買主がまだ決まっていなくても、 工事代金の支払いが必要になります。

税負担が変わる場合がある

住宅用地の特例が適用されなくなると、 土地の固定資産税等が 上がる可能性があります。

再建築できない場合がある

建築基準法上の接道条件などにより、 建物を取り壊した後に 新築できない場合があります。

建物の利用価値を失う

改修して利用できる建物でも、 解体後には元の状態に戻せません。

空き家の解体費用はいくらかかりますか?

結論:解体費用は建物の構造、延床面積、 前面道路、廃棄物、石綿の有無などで変わります。

坪数だけで最終的な工事代金を 確定することはできません。

例えば木造住宅でも、 重機が入りやすい敷地と、 狭い路地の奥にある敷地では 工事方法が異なります。

手作業での解体が増えれば、 人件費や工期に影響します。

また、建物本体の解体費用だけでなく、 廃材の運搬・処分、 養生、付帯設備の撤去、 整地などの費用も確認する必要があります。

費用項目主な内容
建物本体の解体屋根・壁・床・基礎などの撤去
仮設工事足場、養生、防音・防じん対策
廃材の運搬処分木材、金属、コンクリート等の処理
付帯物の撤去門扉、塀、物置、樹木等
石綿対策事前調査、分析、適切な除去処理等
残置物家具・家電・生活用品などの処理
整地解体後の土地の整備
追加工事地中障害物、想定外の埋設物等

費用を比較する場合は、 単純な「坪単価」だけでなく、 どこまで見積もりに含まれているかを 確認してください。

木造住宅30坪の解体費用はどれくらい?

結論:一律の金額ではありません。 参考単価で概算しても、現地の正式見積もりが必要です。

たとえば参考単価が 1坪あたり5万円のケースなら、 30坪の建物本体解体費は 単純計算で150万円です。

ただし、この金額は計算例であり、 2026年の大阪・関西における 実勢相場やTBS不動産販売の見積額を 示すものではありません。

実際には養生、廃材処理、付帯物、 石綿対策、残置物などで 総費用が変わります。

計算例:木造住宅30坪

仮の本体解体単価:5万円/坪
延床面積:30坪

本体解体費の単純試算:150万円

※正式見積もりではありません。 本体解体以外の費用や追加費用は 別途確認が必要です。

また、相場情報には調査年や 対象費用の範囲に違いがあるため、 複数の解体業者による 現地見積もりを比較することが大切です。

古い家の解体費用が高くなる理由は?

道路が狭い・重機が入らない

手壊し作業や小型機械の利用、 廃材の小運搬が必要になる場合があります。

隣家との距離が近い

防音・防じん対策や 隣家の安全確保に費用がかかる場合があります。

残置物が多い

家具や家電などの分別・処分費用が 追加されることがあります。

石綿含有建材がある

法令に基づく調査や 除去・処理の費用が必要になる場合があります。

アスベスト調査は解体前に必要ですか?

結論:建築物の解体工事では、 原則として石綿含有建材の事前調査が必要です。

解体・改修する建築物については、 工事規模の大小にかかわらず、 法令に基づいて石綿の事前調査が 必要となります。

調査は一定の資格要件を満たした者が 実施する必要があります。

また、解体部分の床面積が 80平方メートル以上の建築物の解体工事では、 石綿の事前調査結果について 関係機関への報告義務があります。

80平方メートル未満だから 事前調査が不要になるわけではありません。

解体業者へ確認したいこと
  • 石綿事前調査の実施方法
  • 調査資格の有無
  • 必要な行政報告の対応
  • 石綿が確認された場合の追加費用
  • 廃棄物の適切な運搬・処理

解体工事には行政への届出が必要ですか?

結論:工事の規模や内容によって、 事前の届出が必要です。

建設リサイクル法では、 一定規模以上の解体工事などについて 届出や分別解体等が求められます。

建築物の解体工事では、 床面積80平方メートル以上が 対象となる規模の一つです。

ただし、石綿事前調査の報告制度と 建設リサイクル法の届出は 別の手続きです。

このほか自治体の条例等も関係する場合があるため、 工事業者と確認しましょう。

空き家を解体して売る場合と現状買取はどちらが得?

結論:売却価格ではなく、 必要経費を差し引いた手取り額で比較しましょう。
比較項目更地にして売却古家付き現状買取
建物の解体売主が事前に実施する場合がある契約条件によって省略できる場合がある
事前資金解体費を用意する必要がある解体費の先行負担を避けられる場合がある
売却価格更地の査定価格による現状の買取価格による
売却期間解体と買主探しの期間が必要条件次第で短期間の取引も可能
税負担住宅用地特例の扱いに注意引渡しまでの土地・建物の状態を確認
仲介手数料仲介の場合は通常発生直接売買なら原則不要
手取り額の比較例(仮定)

A:更地売却
売却価格:1,200万円
解体費用:200万円
その他費用:50万円
手取り概算:950万円

B:現状で直接買取
買取価格:980万円
その他費用:20万円
手取り概算:960万円

この仮定では現状買取の方が 10万円多く残ります。

※数字は比較方法を示す架空の試算です。 実際の査定価格ではありません。 譲渡所得税等の税金、融資返済などは 含めていません。

売却価格が高い方法でも、 必ずしも手取り額が多くなるとは限りません。

空き家を解体すると固定資産税が上がる?

結論:建物を解体すると、 住宅用地特例が適用されなくなり、 土地の固定資産税等が増える場合があります。

住宅が建っている土地には、 一定の要件により 住宅用地の課税標準の特例が 適用される場合があります。

固定資産税では、 小規模住宅用地に該当する 200平方メートルまでの部分について、 課税標準が原則6分の1となる制度があります。

また、都市計画税にも 住宅用地に関する特例があります。

建物を取り壊し、 住宅用地としての要件を満たさなくなると、 特例が外れる可能性があります。

「解体したら固定資産税が6倍」は正確ではありません

6分の1という数値は、 小規模住宅用地の固定資産税における 課税標準に関する特例です。

実際の税額は評価額や負担調整措置、 土地の利用状況、その他の条件によって異なります。

建替えに関する特例などが 適用される場合もあります。

解体する時期で固定資産税は変わりますか?

結論:固定資産税等は原則として 毎年1月1日時点の土地・家屋の状況が 課税判断の基準になります。

例えば、年末に建物を解体し、 翌年1月1日時点で更地になっている場合、 翌年度の住宅用地特例の 適用に影響する可能性があります。

ただし、建替えの予定や 土地の具体的な状況などによって 取り扱いが異なる場合があります。

解体時期を決める前に、 市区町村の固定資産税担当窓口に 確認してください。

再建築不可の空き家は解体しても大丈夫ですか?

結論:再建築不可の可能性がある空き家は、 解体前に建て替えの可否を調査することが重要です。

土地が建築基準法上の道路へ 必要な長さで接していない場合などは、 建て替えに制約が生じます。

そのような敷地で既存建物を解体すると、 新しい住宅を建築できず、 土地の利用方法が限られる可能性があります。

道路幅員が狭い場合でも、 建築基準法第42条第2項に該当する道路など、 個別の条件によって建築できる場合があります。

一方、道路に見える通路でも 法律上の道路に該当しない場合があります。

建築可否を外観だけで判断せず、 管轄の建築指導担当部署や 建築士等へ確認してください。

古い長屋や連棟住宅は解体してから売るべき?

結論:長屋・連棟住宅では、 切り離しや隣家への影響を確認するまで 解体工事を進めないことが重要です。

長屋は隣家と壁や屋根、 梁、柱、基礎などが つながっている場合があります。

一部だけを解体すると、 残る建物の外壁補修や防水、 構造上の安全確保が 必要になることがあります。

また、共有部分や区分所有の関係によっては、 隣家所有者との協議や承諾、 法的な手続きが必要になる場合があります。

単独解体が難しい長屋では、 現状のまま売る方法や、 隣地と一体的に売る可能性なども検討できます。

売却を決める前に、 現地と権利関係を調べましょう。

空き家の解体補助金は誰でも利用できますか?

結論:解体補助金は自治体ごとに制度が異なり、 すべての空き家で利用できるわけではありません。

老朽化した住宅や危険な空き家について、 解体費用の一部を補助する制度を 設けている自治体があります。

ただし、対象住宅の条件、 所有者の要件、補助率、 上限額、募集期間などは自治体ごとに異なります。

また、交付決定前に 解体工事の契約や着工をすると、 対象外になる場合があります。

補助金を利用したい場合は、 工事を依頼する前に 物件所在地の自治体へ確認しましょう。

相続した空き家を解体すると3,000万円控除は使えますか?

結論:一定の要件を満たす場合、 相続した家屋の取壊し後の土地売却などで、 譲渡所得の特別控除を利用できることがあります。

国税庁は、被相続人の居住用財産を 売却した場合の特例を案内しています。

要件を満たすと、 譲渡所得から最高3,000万円を 控除できる場合があります。

ただし、2024年1月1日以後の譲渡で 対象となる家屋や敷地を取得した相続人が 3人以上の場合は、 最高2,000万円となる場合があります。

また、2024年1月1日以降の譲渡では、 一定の要件により、 譲渡後、譲渡日の属する年の翌年2月15日までに 取壊しや耐震改修を行う場合も 特例の対象に加わっています。

特例を利用する前に確認したいこと
  • 被相続人の居住状況
  • 家屋の建築時期
  • 区分所有建物かどうか
  • 相続開始から売却までの期間
  • 相続人の人数
  • 売却価格や利用状況
  • 耐震改修や取壊しの方法・時期
  • 確定申告と必要な確認書類

この制度は、 空き家を解体すれば 必ず適用されるものではありません。

制度上の適用期限は 2027年12月31日までの譲渡とされており、 そのほかにも相続開始日との関係など 複数の期限があります。

売却契約前に税務署や税理士へ 確認することをおすすめします。

荷物が残っている空き家は解体前に全部片付ける必要がある?

結論:解体工事をする場合と、 現状買取する場合では 残置物の取り扱いが異なります。

家具、家電、布団、衣類などが 大量に残っている空き家では、 片付けだけで大きな負担になることがあります。

解体業者の見積もりには 生活用品の処理費用が 含まれていない場合もあるため、 事前の確認が必要です。

一方、不動産会社による直接買取では、 残置物の処理を売買条件として 協議できる場合があります。

ただし、すべての残置物を 無条件・無料で引き取れるとは限りません。

特に相続物件では、 相続財産や他の相続人の所有物を 勝手に処分しないように注意が必要です。

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古家付きのまま売れる可能性や、 残置物を含む売却条件についても ご相談いただけます。

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空き家を現状のまま売るメリットは何ですか?

解体費用を先行負担せずに済む可能性

条件が合えば、 解体工事を先に行わずに 売却を進められる場合があります。

建物の利用可能性を残せる

既存建物を改修して 利用したい買主にとっては、 建物が残っていることに 価値がある場合があります。

解体前の法令調査を踏まえて判断できる

接道や再建築の制限などを 確認したうえで 売却方法を選べます。

売却までの手間を減らせる場合がある

売主が解体業者を選定し、 工事を管理する必要がなくなる 取引条件も検討できます。

ただし、現状買取では 買取会社が改修・解体費用などを 考慮して価格を提示するため、 更地売却より低い価格となる場合があります。

空き家の買取価格は何で決まる?

結論:立地・土地面積・接道条件・建物状態・ 再利用可能性などを総合的に査定します。
査定項目確認する内容
所在地駅距離、生活利便性、近隣の取引事例
土地条件面積、形状、間口、奥行き
道路道路種別、幅員、接道長さ
再建築建築関係法令、許可等の条件
建物築年数、構造、老朽化、改修履歴
権利関係所有権、共有、借地権、抵当権等
境界測量、越境、隣地との関係
残置物処分費用と引渡し条件
解体建物の解体難易度、見込費用

売却方法によって 最終的な手取り額が変わるため、 価格だけでなく費用負担も確認しましょう。

空き家を売却するまでの流れは?

  1. 物件情報を整理する
    所在地、面積、築年数、 空き家になった経緯を確認します。
  2. 権利関係と再建築の可否を確認する
    登記、相続、共有、道路条件などを調べます。
  3. 古家付きの状態で査定を受ける
    仲介での売却見込みと 直接買取価格を比較します。
  4. 必要に応じて解体見積もりを取る
    解体に必要な費用と 工事条件を確認します。
  5. 手取り額と期間を比較する
    税金、解体費用、諸費用も含めて判断します。
  6. 契約・決済・引渡しを行う
    売却条件に合意した場合、 必要な手続きを進めます。

大阪・関西の古い空き家も現状買取を相談できますか?

TBS不動産販売では、 大阪・関西の古い空き家や 老朽化住宅の直接買取について ご相談を承っています。

大阪市内・大阪府下をはじめ、 奈良県、兵庫県、京都府などの 空き家について、 所在地や建物の状況を確認し、 個別に対応を検討します。

築50年以上の住宅、 長屋・連棟住宅、 再建築不可の空き家、 荷物が残った住宅なども まずは状況をお知らせください。

すべての物件を無条件で 買取できるわけではありませんが、 解体費用を負担する前に 現状買取という方法を比較できます。

空き家の解体と売却でよくある質問

Q. 空き家は解体しないと売れませんか?

解体しなくても売却できる場合があります。 建物状態や土地条件に応じて 現状買取も検討できます。

Q. 空き家は解体すると高く売れますか?

更地の方が買主を見つけやすい場合もありますが、 必ず価格が上がるわけではありません。 解体費用を含めた手取り額を比較しましょう。

Q. 木造30坪の解体費はいくら?

建物の構造、道路条件、 付帯工事などによって異なります。 複数業者の現地見積もりを 取得することが重要です。

Q. 解体すると固定資産税は必ず6倍ですか?

いいえ。住宅用地特例の変更により 税額が増える場合がありますが、 必ず6倍になるという意味ではありません。

Q. 再建築不可の家を解体してもいいですか?

解体後に新築できなくなる場合があるため、 事前に建築可能性を調査することが重要です。

Q. 長屋は単独で解体できますか?

建物の構造、共有部分、 隣家との権利関係などによって異なります。 切り離しが必要な場合は専門的な確認が必要です。

Q. 解体工事にアスベスト調査は必要ですか?

原則として事前調査が必要です。 一定規模以上の工事では 調査結果の報告義務もあります。

Q. 解体補助金は必ず利用できますか?

利用できるとは限りません。 自治体ごとの対象条件、申請時期、 交付決定などを確認してください。

Q. 相続空き家の3,000万円控除は使えますか?

一定の要件を満たす場合に 利用できることがあります。 取壊しの時期、建物条件、 相続人の人数などの確認が必要です。

Q. 荷物が残っていても現状で売却できますか?

残置物がある状態でも査定相談できます。 処分方法や費用負担は 売買条件によって異なります。

Q. 他社で売れない古い空き家も相談できますか?

はい。土地条件と建物状態などを確認し、 直接買取の可能性を検討します。

まとめ|空き家は解体する前に現状買取を比較しよう

空き家を解体して売却する方法には、 土地を利用しやすく見せられるなどの メリットがあります。

一方、解体費用の負担や 固定資産税等への影響、 再建築の制限などの 注意点もあります。

特に古い長屋や再建築不可の住宅では、 解体によって利用の選択肢が 狭くなる場合があります。

売却前には、 古家付きのままの買取価格、 更地売却の想定価格、 解体費用、税金、諸費用を比較しましょう。

TBS不動産販売では、 大阪・関西の空き家や老朽化住宅について、 解体前の現状買取相談を承っています。

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※本記事は2026年10月時点の一般的な 不動産売却・解体に関する情報です。 解体費用、査定価格、買取可否、 固定資産税、補助制度、税制の適用等は 物件や契約条件によって異なります。

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